DynabookでWindows7 SP1の更新が見えない

Windows7の ServicePack1が 2011年2月23日から提供開始された。
にもかかわらず、先月購入した TOSHIBA dynabook Windows 7 home premium (32bit版)でいくらWindows Updateを実行して更新を確認しても、SP1の更新が出てこない。
おかしいと思って、MicrosoftのServicePack1のページを確認したら重要な更新プログラムがインストールされていないと、書いてある。
Windows 7 Service Pack 1 (SP1) をインストールする方法
そんなことはない、すべての更新は適用してある。
いくら更新プログラムの確認を行っても最新だと言い張るだけなのだ。
そこで、仕方ないので、ダウンロードセンターからSP1をダウンロードしようとおもって、
Windows 7 および Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 (KB976932) にアクセスしてみたところ
「サポート技術情報 2498452 を参照してください。」とあったのでWindows Update を使用して更新プログラムを確認すると、Windows 7 SP1 をダウンロードするオプションが提示されないをみたら、いろいろな原因が書いてあった。
・Windows 7 SP1 が既にインストールされていないことと、プレリリース版の Windows 7 SP1 が搭載されていないことを確認する
・保留中の更新プログラムを確認する。
・互換性のないバージョンの SafeCentral がコンピューターにインストールされていないことを確認する
・Intel 統合グラフィック ドライバー Igdkmd32.sys または Igdkmd64.sys を使用しているかどうか、およびドライバーをアップグレードしたかどうかを確認する
・Windows 7 インストールのカスタマイズに vLite を使用しなかったことを確認する
とあったので、順番に確認してみた。
当然だが、SP1ではないし、SP1のRCを入れた記憶もない。
結局Intelのグラフィックドライバが古いのが原因だったようだ。
DirectX診断ツールで、バージョンを確認するのだが、たしかに問題のあるバージョンだった。
そこで、Intelのサイトに行って、ドライバを確認したところ、この機械ではドライバがメーカーで変更されているから、Intelのドライバは使えないと言われてしまった。
仕方がないので、Toshibaのダウンロードサイトに行くと、確かにIntelのディスプレイドライバが更新されていたので、それをダウンロードしてきた。
Intel社製ディスプレイドライバーのアップデート
それをインストールして、再度WindowsUpdateを開いたら、ちゃんとSP1が出てきた。
他にも別の更新も出てきた。
これでやっとSP1をインストール出来たのだが、これ普通のユーザに出来るのか?
そもそもWindowsUpdateを自動にしておけば大丈夫って言ってたのに、自動ではずっと「最新です」と嘘をついている状態が続いていた。
dynabookにはTOSHIBA Bulletin Boardというソフトが付いてきていて、これが更新を通知してくれることになっているみたいなのだが、こいつはなにも言ってくれていない。
SP1なんかはニュースで出てくるから更新されないとおかしいとわかるけど、それ以外の細かなセキュリティアップデートなんて、わからない。
ましてや、普通のユーザはSP1ですら理解していない可能性がある。
なにかおかしいと言ってくれればいいのに、何も言わずに最新ですと言い続けるのはどういうことだろう。
現時点ではWindows 7 はSP1が提供されている。
もし今の時点でSP1の通知が来てない場合は何かおかしいはず。
もしSP1になってない人は、ちょっと確認してみることをお勧めする。

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入試問題をQ&Aサイトに書き込んだ事件の影響

入試問題をQ&Aサイト(Yahoo知恵袋)にリアルタイムに書き込んだ受験生がいたらしいという事件。
私の所にも影響が・・・
以前から京大入試の数学の解答を私のサイトで掲載しているのですが、
そこへのアクセスが、いつもにくらべて、約二倍と、跳ね上がっていました。
どうも、「京大」「入試」などというキーワードで検索して当たっているようです。
ちなみにこんなページです。
京大入試問題数学解答集
普通の人には一切用のないページですが・・・

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カーネル/VM Advent Calendar : ATND

この記事はKernel/VM Advent Calendar向けの記事です。
カーネル/VM Advent Calendar
さて、これまでの人のディープなお話には対向できないおじさんは、昔話でお茶を濁しておこう。
カーネルVM探検隊なので、カーネルかVMの話と思っていたので、今回はVMの話をしようと思う。
記念すべき2011年最初のAdvent Calendarだというのに、こんな話題で大丈夫か・・・
VMはVMでもPC-9801vm2というパソコンの話。
PC-9801シリーズというと、NECが販売していた、ガラパゴスPCのことで、いわゆるDOS/V機が出てくるまでの日本のデファクトスタンダードだった機械。
初代PC-9801から PC-9801F、PC-9801Mと続き、その後継機として出てきたのが,PC-9801 vm2という機械。
私が初めて買ったPCが、PC-9801VM2だった。
ディスプレイ(カラーの640*400ピクセル)とセットで、たしか40万くらいしたはず。
VMのVは当時NECが生産していたV30という8086互換のCPUを搭載していることを意味していて、なんと10MHzで動作した。
そのまえのMでは8086が8MHzで動いていたのでCPUクロック25%アップである。
CPUの速度が変わると単純に速度が速くなってゲームなんかでは早くなりすぎて困ってしまうものもあったので、本体前面に8MHzと10MHzの切り替えスイッチがついていて、8MHzで動作することを前提に作られたソフトに対応することができた。
また、メモリは標準で384KBも搭載されていた。前の機種が256KB、その前が128KBだったはず。
追加のメモリを購入することで最大640KBまで拡張可能だった。
メモリアドレス自体は8086なので、セグメントレジスタと合わせて20ビット分(1MB)までアクセスできるはずなのだが、実際には640KBより上のアドレスは特定用途に割り付けられていてメインメモリとしては使えなかった。
たしか0xC0000から128KBはグラフィックで0xE0000からが拡張アドレスだったと思う。
当時主流のキャラクタディスプレイではなく、なんと16色ビットマップディスプレイ。
すでにメモリも少しは安くなっていて、2MBの拡張メモリが、数万円で購入可能だった。
たしか、上記の0xE0000からのアドレスをメモリに割り当ててバンク切り替えしながら使っていたと思う。
ちなみにこの少し前、MZ-80KというSharpのZ80マシンのメモリは32KBで十数万円だったと友人から聞いたことがあるから、これでもかなりやすくなっている。
そしてVM2の2はフロッピーディスクドライブが2台ついているという意味。
5.25インチ2HDのフロッピーディスクが2台標準で搭載されていた。
フロッピーなのにHDってなに?
ハードディスク でもハイデフでもなく High Densityの略。2は両面っていう意味で、つまり両面高密度ってこと。容量は1.2MB
DDはDouble Densityで倍密度。2DDで640KB
ちなみに2Sという320KBのディスクもあったし、初期のApple][のドライブは1S(160KB)だった。
SはSingle Density
さすがに8インチディスクの時代ではなかった。(世間には存在したけど)
3.5インチディスクはまだほとんど普及していなかった。
この少し前までカセットテープにデータを記録していたことを考えると、これでも画期的な大容量だった。
その他特筆すべき点としては、キーボードだろうか。
コントロールキーがちゃんとAの横についていた、とても使いやすいキーボードだった。
このあたりは話始めるときりがないのでこのくらいにしておこう。
あとファミコンのハードの話とかX68000の話とかあるけど、それはまた何かの機会に。
カーネルVMには全然関係ないけど、ちょっと宣伝
基礎から学ぶ 組み込みAndroid

絶賛発売中。
Amazonでは品切れだという話ですが、すぐ追加が入るはずです。
街の本屋さんにはまだ十分在庫があると思います。
元々はこの本の中身についてちょっと書こうかと思ってたんですが、資料を忘れて実家に帰省してしまったので、こんな昔話になっちゃいました。
新年早々、しまらない内容で、すみませんでした。
みんなのネタが切れた頃にでも リベンジしようかな。

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基礎から学ぶ 組み込みAndroid

2010年12月23日 発売開始予定
基礎から学ぶ 組み込みAndroid
夏前から執筆を始めて、やっと出版する事ができました。
なんとかGingerBreadが出る前に出せればと思ったのですが、先にSDKが出てしまいました。
内容は主にFroyoに関するものですが、GingerBread対応についてはWebで補足する予定です。
Androidを組み込み機器で使うためには何をしなければいけないのか、実際にいろいろなデバイスをつないでみて何ができるのかをテーマに、3人の共著で書いています。
Androidを携帯以外でも使ってみたいという方にお勧めです。
Amazonにも載ったので、URLを変更
よろしく

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ディズニーリゾートはやはりアメリカ

昨日久しぶりにディズニーシーに行った。
いつものようにタワーオブテラーのファストパスを取って、
ふと身長をはかる棒(制限身長に達しているかどうかはかる物)が目に入った。
よく見ると、身長制限が102cmとなっている。
そういえば、ディズニーリゾートの身長制限は何種類かあるが、中途半端な値のものが結構ある。
webで調べたところ、90cm、102cm、117cm、132cmという制限があるようだ。
90はまだいいとして、102,117,132って中途半端な値だと思って、2.54で割ってみると、
やはり想像通り、これは、35inch,40inch,46inch,52inchをcmに換算して、四捨五入した物の様だ。
適当に100cm、120cm、130cmってしておけばいいだろうに。
どうでもいいんだけど、やっぱりアメリカなんだなぁ。
と思った。

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森毅先生が亡くなった

最近ブログに書くことといえば、訃報ばかりな気がするがこれは書かずにはいられない。
私の人生の進路にかなり大きな影響を与えた方だから。
前にも書いたとおりマーチン・ガードナー氏の本で数学に目覚め、ぼんやりと数学を目指そうと思っていた私は、高校生のころ、「数学受験術指南」という本を手に取った。
受験数学というものをどう勉強すればいいのか、全然分かってなかったのだが、この本を読んで、やるべきことが見えた気がした。
同時に試験問題を作ったり採点したりしている方も大変なんだとおぼろげに理解した。
また、これだけ真剣に試験の採点をしているんだと、感心した。
たとえば、出題者が想定した解法以外の回答で途中のものがあったら、本当にそのやりかたで回答に到達できるかどうかやってみるとか、
途中で計算を間違っていたらその間違ったままのこりの計算を行ってみて、それがあってれば、最終的な答えが違っててもあまり減点しないとか、
最後の回答が合ってても、途中の論理が破綻していれば大きく減点するとか
答えが合ってればそれでいいじゃないか、みたいないい加減な回答は書かなくなった。
また、森先生の講義を受けてみたいというのも、受験校を選ぶ大きな理由の一つになった。
幸い森先生の退官には間に合って教養でゼミを受けることはできた。
講義は主に文系向けだったので、残念ながら受けなかったけど
その後、退官された後もお元気にいろいろ活躍されているのをみていたのに
7/24永眠されたそうだ
告別式とかは行われないらしい。
遠い空から、心から、ご冥福をお祈りします。
また一つ、巨星落つ

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マーティン・ガードナー 氏が亡くなった


WIkipediaの記事

マーティン・ガードナー氏が2010/5/22に亡くなった。
私が尊敬してやまない数学者の一人
昔サイエンス(Scientific American)で「数学ゲーム」というコーナーを連載し、数多くの著作をものした サイエンス・コミュニケーターの先駆者的存在だと思う。
私は氏の「100万人の相対性理論」を読んで相対性理論に興味を持ち、「数学ゲーム」を読んで数学が好きになった。
たぶんマーティン・ガードナー氏がいなければ、今の自分は無かっただろう。
冥福を祈る。

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日本の高校生は十分優秀じゃないか。

マスコミというのはどうして、アンケート結果を曲解して伝えるのだろう。

「授業中居眠り」日本ワースト…高校生45%

この記事を読むと、日本の高校生が一番勉強してない様に見えるが、
実際のアンケート結果の数値を見ると、日本の高校生が一番ちゃんとノートをとってて、居眠り以外はほとんどアメリカの高校生より少ない、
だいたい、6割の生徒がしゃべったり、半分が飲食したりするアメリカの高校では居眠りできないだろう。
居眠りは周りに迷惑をかけないが、しゃべったり騒がしいのは邪魔なのでよほど日本の方がまともな授業になっている。
中国のアンケートはどう考えても優等生過ぎる、これは検閲の結果か、優等生のみにアンケートを採った結果と見るべきだろう。
韓国の結果は、ノートもとらず、ほかのこともしない。韓国の高校生は授業中何をしているんだ?
ということで、日本の高校生はアメリカに比べれば十分優秀だという結果になると思うのだが、なぜこれが日本の高校生がワーストだという記事になるんだ。

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「たちぽん」はどこまで○○者なんだろう。

時事ドットコム:たちあがれ日本、略称「日本」に=参院選、新党日本との案分狙う
「たちあがれ」といって、他人だけを前線に向かわせて、自分は塹壕の陰で偉そうにしていると思ったら、今度は、別の政党への票を何もせず自分のところに取りもうとする。
さすが、老獪だな。伊達に年は食ってないらしい。
あまり言い過ぎると誹謗中傷で訴えられたら困るので、このくらいにしておこう。
元々の文章はもっとひどいこと書いてたから大幅削除した、自主規制 自主規制

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円周率は3.14?

小学校で円周率を3として教えていたなどという都市伝説を真に受けていた方は、

wikipedia 円周率は3

を見ていただくとして
今回の指導要領改訂で3.14になってよかったと思う人がいるそうだ。
日経新聞のアンケート(日経新聞はリンクしたら訴訟を起こされるらしいから、リンクしないので、自分で探してほしい。ただし当該記事はGoogleでは発見できないし、有料ページに行かないと見られないのかもしれない。)
3は無いだろうと言っていた人がいたのだが、数学をやろうと志したことがある立場から言うと、3.14は無いだろうと同じ程度に思っている。
元々3.14は概数であって、3も同じく概数
どちらも誤差の範囲が違うだけで実用上困らない範囲でどちらを使っていいと思う。
たとえば、直径1cmの円の円周なら、3センチで問題ないだろう。たかだか1.4mmの誤差だ。
直径1000mの円だと、3140mと3141.6mとなって、1m60cmも違うので、3.14でも不十分だろう。
実際、人工衛星の軌道計算などでは、30桁くらいまで使うらしい。(出典:円周率の歴史)
円周率はπであって、3でも3.14でも3.14159265758979323846264338327956288ですらない。
そういう意味では、小学校では、計算の時は3でも問題ないと思う。
所詮どちらも概算であるということを理解している限り値なんて何でもいい。
大体円周率を3.14なんて直値で使うのは小学校だけだから、意味不明な3.14より3の方がわかりやすくていいと思う。
「円周率は3.14」というより、「円周率はおよそ3」といった方がよほど正確だ。
もしかして、円周率は3.14ちょうどだと思っている人がいるんだろうか・・・

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