コーヒーでゲーム脳?

今朝、テレビでコーヒーの香りにはリラックスの効果があって、脳内のα波が強くでてくるというのがあった。
えっと、α波が強い状態って、ゲーム脳じゃなかったっけ?
コーヒーの香りをかぐと、脳のα波が強くでて、認知症の患者と同じ脳波になって、きっと切れやすくなるんだ…
今度はコーヒーが恐い(饅頭恐い)
アロマテラピー全般に恐いし、α波がでるCDとかあったよね。
あれ?おかしいなぁ、みんな、α波がでるのはいいって言ってるぞ。
どっちだろう???
って、実はどっちもわからないってのが答えだと思う。
脳波だけで、なにごとも判断できないし、善し悪しなんてわかんない
というのが正解じゃないかなぁ
世の中わからないことの方が圧倒的に多いんだから。

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確定申告

年に1度の確定申告
じゃまくさい・・・
今いる会社で、子会社と親会社の二つの会社に籍をおいていて、その両方から給与が支払われる。(給与が増えたわけではなく分割されているだけなので、何も嬉しくない)
そのおかげで、確定申告なぞ、せねばならない。
個人事業者の方は大変だよね。
私は給与が二カ所から支払われているだけなので、経費の計算などは必要無いので、手間はたいしたことが無いんだけど。
それでも提出するだけ邪魔くさい。
電子申告しようと思っていたら、締め切りがすぎてて、今年も紙で出願することになってしまったので、来年こそは、電子申告で、郵便局にも行かなくてすむようにしよう。
そのために来年用の電子申告開始届け出書というのを提出することにした。
紙切れ一枚でいいんだから、さっさと提出しておけばよかった。
住民票の写しがいるけど・・・
とりあえず、来年は、もっと楽できるようにするぞ
っと、去年も言っていた様な気がする。

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こんなメッセージ信用しちゃだめ

今日来たSPAMで以下の様なメッセージが書いてあった。


Outlook Expressでメールをご覧の方は画像が表示されず、メール上部に警告が
出る場合があります。インターネット上に置いてある画像をメールで
表示する場合、自動的に警告が表示されてしまいます。
******.comからお送りしたメールは、警告文をクリックして画像を表示しても
問題ございません。安心してメールマガジンをお楽しみください


こんなメッセージを信用して表示する人がいるんだろうか?
ちなみに、このメールで画像を表示すると、表示した人のメールアドレスがサーバに通知されるようになっている。
つまり、このメールアドレスは生きていることが確認できて、このアドレスのユーザは、こんなメッセージでも信用してしまうか、または、始めから表示するようにしている。
ということがわかる。
こうやって、アドレスのフィルタリングをしているのであろう。
次はこの収集したアドレスに怪しいメールを投げれば、引っかかってくれる確率が高い。
こうやってカモのメールアドレスを集めているんだな。
で、生きていることが確認されて、画像も表示してくれるようなメールアドレスとして、販売したり、自分でフィッシングしたり、使い放題なんだな。
よくできている。
だれから来たかもわからないようなメールを信用してはいけない。

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コーヒーのつづり

アメリカのジョークでこういうものがあった。
ある大学(アメリカンフットボールの名門といわれている)に、
アメリカンフットボールのスター選手(多分クォーターバックQB)がいた。
すでにプロから声がかかって、卒業後はプロチームにいくことはほぼ確実といわれるほどの選手で、チームの大黒柱である。
しかし、残念なことに、学業の成績はすこぶる悪かった。
それでもこの選手がいないと、チームが勝てないということで、これまでの教官はしかたなく、ぎりぎりで合格ということにしていた。
しかし、ある英語(日本でいえば国語)の教官がどうしてもこの成績では合格にはできないと言い出した。
そこで困ったフットボールチームの監督は、この教官になんとか追試を受けさせてくれるように頼みにいった。
そして必死に懇願し、なんとか追試を受けさせてもらえるところまではこぎ着けたが、それでも、監督は心配でたまらない。
追試を受けたからといって、合格できるとは思えなかった。
そこで、さらに、教官に、どういった試験をするのか聞いた。
教官は、単語のつづりのテストにすると答えた。
これより簡単なテストは思いつかない。
それでも、まだ、合格できると思えない監督は、さらにどんな単語を出題するのか聞いた。
しかたなく、教官は「コウフィ」(Coffee)と発音するから、それを正しくかけたら合格にしてやると答えた。
それでもまだ不安な監督は、さらに粘って、
C,O,F,Eのうち1文字でも入っていたら合格にしてくれと頼んだ。
教官は、あまりの監督の熱意に負けて、渋々それで合格にすることにした。
やっと安心した監督は、教官に礼をいい、本人には問題を教えないという約束をして帰った。
翌日、学生が英語の追試を受けた。
そして、なんと不合格になってしまった。
監督は教官のところに、約束が違うと抗議しにいった。
すると、教官は無言で解答用紙を見せた。
そこにはこう書いてあった
Kauphy
******
ちょっと長かった。
このジョークをみて、たしかにこのつづりなら、「コウフィ」になるし、C,O,F,Eのどの文字も入っていない。と感動した覚えがある。
日本語では同じような話をつくるには漢字の書きとりになるだろう。
実はこのジョークは、日本語と英語と中国語くらいしか成立しない。
他の言語は発音と文字はほぼ一致している。
もちろん例外はあるのだが、コーヒーなどの簡単な単語で、複数のつづりになる余地がほとんどない。
ましてや、1文字も重ならない表現ができる可能性はほぼ0といっていい。
たとえばフランス語でカフェといったら、caféと書くが、eの上の点(アクサンテーギュという)を忘れるくらいしか可能性がない。
日本語のカ行にはほとんどcを使う(kは文字としては存在するけれどほとんど使われない)「ア」という母音は、a以外には考えられない。
「フェ」にいたっては、fé以外にほぼありえないといっていいだろう。
(ちなみに点を抜いてfeと書いたら、「フ」という発音になる)
中にはソレイユ(soleil:太陽)という様なわかりにくいつづりもあるが、
「イユ」といったら、illかilなので、これも間違える可能性は低い。
読まない文字がたくさんあるのがフランス語の特徴なので、音から文字に直すとき、忘れる文字があるかも知れないが、全く違う文字にすることはないだろう。
つまり、C,A,F,Eを1文字も使わずにカフェと書いてみろといわれたらフランス人は困ってしまうはずである。
他の言語では書きとりのテストというのは考えにくい。
(少なくとも小学生のレベルでしか存在しえない)
中国語の場合、音から文字には可能性がたくさんあるけれど、現代中国語では、かなり文字を減らして、同じ音は同じ字になるようにしているらしい。
(文字の意味は残っているので、すべてがそうではない)
しかし、文字から音は一つに決まる、同じ文字を複数の読み方をすることはほぼない。
その点、英語と日本語は、音と文字が多対多で対応するので、読めない、書けないということが多数発生することになる。
一つの文字に複数の音があり、一つの音に複数の文字がある言語は、日本語と英語が代表的である。
ともに言語の中に大量の外来語が含まれるため、もとの言語の表記と音が一緒に入ってきたもの、音だけで入ってきたもの、表記だけで入ってきたもの、時代がずれて入ってきたものなどがいり交じって、こういうことになっている。
まして日本では固有の文字がなかったので、外国の文字を使って固有の言葉を表現するというかなりアクバティックなことをやってしまったから、余計にややこしい。
(韓国語ももしかすると日本語と同じ様なことになる?)
日本の子どもは世界で最も難しいこの二つの言語を学習しなければならない。
世界で最も不幸なのかもしれない。

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試験脳

高校くらいから、模擬試験や入試など、試験を受けると、頭が過熱していた。
額を触るとあきらかに熱くなっている。
熱がでているわけではなく、体温はかわってないのだが、頭だけ熱くなる。
当時はそういうものかと思っていたが、
仕事をするようになってから、そういう経験がほとんどないことに気付いた。
だいぶ前だが会社で資格をとろうみたいなキャンペーンがあって、
とりあえず、情報処理技術者試験でも受けてみようかと、PMを受験してみた。
結局出願だけして、試験前日まで試験のことをすっかり忘れていて、
参考書なども買ってないし、どんな問題がでるのかすらわからない状態で受験することになった。
1日がかりで、朝9時から夕方5時までみっちり三つの試験を受けた。
単答問題、記述問題、論文と受けたのだが
単答問題を始めて、20分ほどたったところで、頭のギアが切り替わった。
それまでなんだかよくわからないまま回答していたのだが、ギアが入った直後から急に問題がわかるようになった。
始めの問題に戻って考え直すと、間違いがいくつも見つかった。
そのとき、高校時代のことを思い出した。
あのころはもっと早くスムーズにギアが入っていたのだ。
年のせいか、頭を使っていなかったからか、ギアを切替えるのに時間がかかるようになっていたみたいだ。
まさに、エンジンの回転が上がって、ギアをトップに入れたような感覚。
エンジンと同じように温度も一気に上がっていく。
これが大変気持ちがいい。
多分脳内で麻薬のようなものが分泌されているのだろう。
ランナーズハイという言葉があるが、それと同じようなものだろう。
あえていうなら試験脳とでもいうような状態
この感覚を長い間忘れていた。
昔から試験を受けるのは好きだった。
理由は、早く帰れるからとか、いろんな理由を考えていたけど、実はこのハイになる感覚が好きだったのかも知れない。
しかし、なかなかハイになるほど頭を使う機会はない。
大学入試数学の問題を解いて解答を作ったりしてみるけど、
それでも、なかなかハイにまでは達しない。
やはり時間を区切って必死で考えるという環境を作らないとだめなのかもしれない。
娘と一緒に模擬試験でも受けにいこうかと本気で考えている。

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「ゲーム脳の恐怖」の恐怖

ちょっと古い話ではあるが、未だに、「ゲームをするとゲーム脳になって…」ということをいう人がいるので
まず、「ゲーム脳」徹底検証 トンデモ『ゲーム脳の恐怖』(1)というインタビューがある。
このページは、「と学会」の山本会長のインタビューである。
と学会とは、とんでも本研究学会のことで、
世の中にはびこるとんでもない本
定義としては著者の意図とは全く別に、その論理的な破綻や内容が笑える本
を研究している学会?であるが
ゲーム脳の本はこの学会でとんでも本であると認定されている。
もちろん「と学会」が認定すればそれはとんでもない本であるということであるかどうかというとそうは疑問ではあるが
少なくとも、これまでの「と学会」の認定した本はとんでも本といえるものばかりである。
で、どの辺がとんでもない内容なのかということについては、上記URLで山本会長がインタビューに答えて面白おかしく説明しているのでそちらをみてもらいたい。
また、他に精神科の医師 斉藤環氏の書評が冷静で面白い。

書評bk1「ゲーム脳」

以下のインタビューもいい味を出している。
斉藤環氏インタビュー
世の中には大学教授という人はたくさんいて、それだけで、なんでも専門家あつかいされるみたいだが、大学教授だったとしても、専門以外では全く素人である。
大学教授だからといって、F1で優勝できるわけではないのは当たり前。
しかしなぜか、専門以外のジャンルで本を書いても、専門家の書いた本という扱いをされてしまう様な気がする。
この本の著者の専門は運動生理学であって、脳神経ではない。
斉藤氏の書評をみてもわかるが、あきらかに素人である。
大学のwebでこの教授を調べてみると、論文の一つも書いていない、どうも体育教官の様である。
このゲーム脳の発表も自分が作った学会で口頭で発表しただけらしい。
本来研究者たるもの、ちゃんとしたレフェリーのいる学会誌に投稿し、審査を受けた上で公開されて始めて発表したことになるのだが、
これではなにも発表していないのと同じで、研究成果としては0である。
本を書くのは自由だが、それをあたかも専門家の様なふりをして、どうみても論理的に破綻しているものを発表するのは詐欺ではないだろうか。
最近は、この本で調子にのって、今度は「メール脳」などという言葉もつくり出しているみたいである。
それだけでも十分困った話なのに、あまつさえ、この人は
「ゲームをすると自閉症になる」とまで言ってしまったらしい。
ここまでいくと、もう、救い様がない。
自閉症は、先天的な障害であって本人の行動、環境、育て方で発症するものではない。
自閉症の子どもをもつ親は、もしかして、自分の育て方が悪かったのではないかという、強い自責の念をもつものであり、本来先天的にある一定の確率で発生する障害であって、親には責任は皆無であるはずなのに、そうとわかっていても自分が悪いと思ってしまうものなのである。
なのに、こういう無責任で、無知な発言が、世間に流れ、後天的原因があるかの如く誤解され、自閉症の子どもをもつ親をより一層苦しめることになることがわからないのだろうか。
調子にのってなんでもかんでもゲームが悪いといって墓穴をほってしまった形となったこの人、どうするつもりなのだろうか。
どうもこの人は自分のわからない世界に関わるのは、すべて認知症(痴呆症といわれていたものの今の名前)になってしまうみたいだ。
例としてプログラマがプログラムしているとき認知症の患者と同じ様な脳波になるなどといっている。
ある一定の頭脳活動をしているとき、脳の活動が低下するのは、脳がより習熟し、効率がよくなっていることを表しているらしい。
研究によると、脳の活動エネルギーを調べると、特定の作業をさせた複数の人間の脳の活動を測った場合、もっとも短時間で優れた結果を出した人の脳がもっとも活動していなかったという結果になったそうだ。
確かに、どんな分野でも、うまい人ほど無駄なエネルギーを消費しない。
そういう意味では、「ゲーム脳」というのはゲームに習熟し効率よくこなせるようになった状態であって、それは脳の活動としては当たり前のことだろう。
能力のある人間というのはきっと、何事においても素早くこういう効率的な状態にもっていける人なのだろう。
結局、どんなジャンルでも「ゲーム脳」の状態になるというのは、その活動に習熟していることを表していて、自分の脳をより早く「ゲーム脳」状態にもっていける人が優れた人ということになるのではないだろうか?
最近、英語に習熟するほど英語を考えるときの脳の血流量が減るという当たり前の研究結果があった。
英語力つけば「省エネ脳」に? 東大チームが実験
これも結局「ゲーム脳」状態と同じで、あえて命名すればきっと「英語脳」なのだろう。
「ゲーム脳」は恐いけど、「英語脳」だったら、なってもいいと思う人はたくさんいるだろう。(でも中身は同じ…)
私にとっては、「ゲーム脳」より、「ゲーム脳の恐怖」を読んで疑問を感じない人の方がよほど恐怖だ。

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複素数(追記)

複素数の話で、 1 = √1 = √(-1*-1)=√-1 * √-1 = i * i = -1
の式のことをフォローしておきます。
当然この式変形は間違いです。
ではなぜ間違いか。
間違いであることは明らかなんだけど、どの辺が間違いなのかというのがあまり明らかでは無かったと思います。
問題は、√(-1*-1)=√-1 * √-1 のところです。
つまり√の記号の中のかけ算を簡単に外には出してはいけないということです。
でも、実は、正の数であれば、これは全然問題有りません。
√(3*5)=√3 * √5
というのは正しいのです。
では負の数ではなぜいけないか。
まず正の数なら正しいということを説明しましょう。
a≧0,b≧0とします。
√(a * b) = √((√a)2 * (√b)2)=√((√a√b)2)=|√a√b|
√a≧0,√b≧0は定義なので、
これは√a√bです。
この式変形では、
a=(√a)2と√a2=|a|という変形を使っています。
これはルート記号の定義です。
つまり、ルート記号とは、ある数の平方根の正の方という定義ですから、aが正であればこの式はそのまま成立します。
つまり、上の式変形は正しいと言えます。
(もちろん厳密に言えばそれ以外の部分も正しいかどうか検証が必要です。かけ算の前後を入れ替えていいのかとか)
a=-1,b=-1で同じ方法で式を変形してみると、
√(-1)(-1)=√(i2)*(i2)=√(i*i)^2=|i*i|=|-1|=1
こういう風に正しく式変形すれば、もちろん答えは正しくなります。
最初の式変形の途中で、√(-1)(-1)=i*iとやってしまったところが正しくは、√(-1)*(-1)=|i*i|としなければならなかったわけです。
正の数の時に、気にせず√ab=√a√bと書いていたのですが、その中には、実は、|√a√b|=√a√bというのが潜んでいたということです。
さて、この方法をつかって、√-3を考えるとどうなるか。
√-3=√(-1*3)=√(i2*(√3)2)=√(√3 i)2=|√3 i|となります。
では、これは正しいのでしょうか?
絶対値記号||を複素数につけたときどうなるのかというのが定義されていない限り、これは正しくなりえません。
もちろん複素数の絶対値は定義できるのですが、その一般的な定義を使うとこの式は正しく無いことになります。
ではどうすればいいか。
aが正の時は√a=aの平方根の正の方という風に定義していますね。
そこで、aが負の数の場合は
√a=aの平方根で複素係数が正のもの
と√記号を定義することでこの式は正しくなります。
つまり、√(√3i)2=√3 i (iの係数が正のもの)となるわけです。
(ちなみにiには正負の概念は有りませんから、iを正とは言えません。)
一応何も付いていないiの方を正の虚数ということがありますがこれは正しくは係数が正の複素数という必要があります。
これまで√記号は、中が正の場合しか定義してなかったので、
中が負の場合も定義し直してあげないといけないということです。
さて、本当にこれで十分でしょうか?
実はこれで十分だったりします。
たとえば、iの平方根は±(1+i)/√2と複素数で表せます。
ですから、√i = (1+i)/√2 (iの係数が正の方)となります。
このように、複素数の世界に入るとこれまで当たり前と思っていた計算ができなくなったり、
逆にこれまで出来なかった計算が出来るようになったりします。
たとえば、これまで因数分解できないとしていた、
x2+32 という式が、
(x-3i)(x+3i)と因数分解できたりします。(あたりまえですが、すべての二次式は因数分解できるようになります)
こういう問題も含めて新しい数の世界である複素数をおもしろいと思えるかどうか
おもしろいと思えればしめたもの。
さて、うちの娘はどうだろうか?
蛇足:
複素数の絶対値は普通|a+bi|=√(a2+b2)と定義されます。
これは、複素数を平面で考えたときの0からの距離です。(ピタゴラスの定理)
同様に複素数を平面で考えると平方根というのは、実数軸からみた角度を半分にし絶対値の√をとるという演算で
2乗というのは逆に実数軸から見た角度を二倍にして、絶対値を2乗するという演算になります。
これが分かると、複素数の演算が見えてきます。かけ算とか足し算とか、何をやっているのかが具体的に見えてきます。
そこには、行列やベクトル、極座標など・・・これまで勉強したいろんなものが現れます。
この辺でこれまでやってきたバラバラの数学が一つにまとまってくるのです。
このあたりの美しさ、おもしろさを知る前に数学をあきらめてしまうのはとてももったいないと思います。
三角関数、微分積分などなど、すべてが一つにまとまって一つの世界を構成しているってことが見えてくるのです。
三角関数と対数関数というなんの関連も無いと思われた関数が実はとても関連が強いものであるとか
たとえて言えば、野菜や肉、魚など、それぞれとれるところも、味も、作り方も下ごしらえの仕方も全く異なるこれらのものが
一つにまとまると料理になる様に数学がやっと料理になり始めるところなのです。
中学校までは、素材の勉強を一生懸命やっていたのです。
コックの見習いみたいなものです。タマネギの皮をむいたり、卵を割ったり、そういう訓練をしてきたのです。
このへんでやっと、料理らしきものが作れる様になって来るはずです。
(小学校から通算して10年の下積み、コックの修行も一流の店ではこのくらい当たり前じゃないでしょうか)
また、高い山に登ると世界がぱーーっと開けて山の裾野がよく見えて、それぞれの位置関係なんかもよく分かる様に
中学校までの数学は、山の裾野で、ここが何市で、ここが何町でって感じで
その位置関係を抜きにそれぞれの町のことを勉強していたようなものです。
高校になってやっと山を登りはじめ、これまで勉強した町の位置関係、それぞれの道路のつながり方などが見えてきます。
そして、それが分かると、これまでの勉強では分からなかったもっと深い意味、それぞれの関連性などが見えてくるわけです。
うちの娘は山に登れるだろうか?

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鯖?

先日、ある技術系メーリングリスト(ML)に質問をしてきた人がいた。
そのMLは当然技術系MLなので、そういう質問をする方はたくさんいるし、それが普通なのだが
その質問文が意味不明で質問に対する質問が飛び交うことになってしまった。
質問の文章はただ1行
「windows2000で自鯖をたててますが、mysqlに接続できませんなぜでしょうか?」
・まず、自分の名前も言わない。
これはまぁ、匿名MLだからそれでいいのかもしれないが、回答する側はみんな名前を明らかにしているのに、質問する側が匿名ってのもなんだかなぁ
・挨拶も無い。
普通一言くらい挨拶を書くだろう。
全く顔も知らない見ず知らずに人に教えを請うというのに、質問だけするか?
・接続できないだけではどういう状況か全くわからない。
OSのバージョン、ソフトのバージョンなどは必須だろう。
・なぜでしょうか
って言われてもそんなもん、超能力者じゃないんだから、あなたが見ている画面が見えるわけでもなし、
どういうことをしたかを知ることができるわけでもないのに、答えられる訳が無いじゃない。
この辺は、想像力の問題だろう。
人がこの文章を見たとき、どう思うか、どう答えようとするか
ということを全く想像できないのだろう。
しかしMLのメンバーはみんな優しかった。
こんな変な質問に対して、懇切丁寧に説明し、質問の足りないところを具体的に聞き状況を把握し、なんとかしてあげようと努力している。
それに対しても、何度指摘されてもこの1文メールは直らない。
挨拶もしない、無駄な引用を残す、1行で「***です。」とだけ返す。
という失礼な応答を繰り返す。
どうして、もっとまともに文章が書けないんだろう。
それでも我慢してつきあっていた人がたくさんいた、ものすごく忍耐強い人たちだ。(尊敬してしまう)
で、それはそれとして、私はこの自鯖という言葉に驚いた。
これは、某掲示板サイトで、サーバという言葉を変換ミスして、鯖となってしまったのを受けて
はやった隠語というか、その掲示板だけの符丁だったはずだが、
こういう初心者は、きっとこういう言葉が、プロの使う言葉だと勘違いしたのだろう。
某掲示板でいうところの「厨房」(中学生の坊やを略して中坊それを変換ミスしたもの)の使う言葉である。
こんな言葉を使っている様では、専門家とは言えない。
専門家、プロは、言葉を変に略したり変えたりして人に分からないようにすることはあり得ない。
専門用語とは違う。
専門用語は、その言葉の表す意味が、共通認識できているが、適当な既存の言葉が無いから作り出した言葉であって、
それと、変換ミスをおもしろがって使う隠語とは根本的に異なる。
すでに簡単な言葉があるのに、それをわざわざ別の言葉に言い換えるのは、
クローズドコミュニティで他者を排除するために使われる隠語、符丁でしかない。
隠語、符丁は、自分がどこかのコミュニティに属していないことを恐れる主体性の無い弱い人間が使う言葉であって、
決して専門家の使う言葉ではない。
群れないと何もできない、暴走族、暴力団、ヤンキーなど、弱い人間にのみ必要な言葉である。
符丁、隠語を知らない人をバカにしたり、それを知っていることを偉いなどと勘違いするのは、
単に自分が群れでしか行動できない弱い人間であることをアピールしているだけである。
こういう符丁を使わないと生きていけない人間には成りたくないものだ。

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複素数

娘が、複素数を習い始めた。
先生の説明では、
x2=-7 という答えがでないのがしゃくに障る数学者がいて、
√-7をなんとかして表現するために、二乗して-1に成る数 i を定義して、それをつかって
√-7=√(-1)*(7)=√(-1) * √7 = √7 i
となると教わったそうだ。
これを聞いて、私はほくそ笑んだ。
確かに高校生に教えるレベルでは、この様な説明をしなければならないのだろう。
しかし、この方法は本当は間違っている。
この方法が間違っていることを示そう。
√1=1というのはいいだろう。
√1の√という記号は二乗してその数になる数の内、正のものという風に定義されている。
したがって、√1=1となる。
次に、-1*-1=1はいいだろう。
そこで、
√1 = √(-1*-1)=√(-1)*√(-1)=i * i
i は二乗して-1になる数という定義だから。
i * i = -1
つまり、√1 = -1
となってしまう。
途中の演算は最初の√(-7)の時の演算と同じ方法を使ったはず。
したがって、これは正しいはず。
なのに、これが正しいとすると、 1 = √1 = -1 となって
1 = -1 という答えが出てしまう。
なんでだろう。
とりあえず、この式変形を娘におしえて、
「学校で先生に聞いてみな」と言っておいた。
先生はどう説明するだろう。
意地悪かなぁ・・・
そういえば、先日娘が数学のプリントをやっていて、
√(a b2) = b√a
と先生の答えが書いてあったので
それは間違い、正解は |b|√a だ(||は絶対値記号)と教えてやった。
学校で先生に「これ間違ってるってお父さんに言われた」って言ったら、
「お父さんすごいね」って言われたらしい。
それって、一般的な高校生の父親はこんなことも分からないってこと?
とすこし疑問を感じた。

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mixiの写真

mixiに入っている。
mixiでも写真を登録することができるが、もちろん自分の写真など恥ずかしくて登録できない。
これまで、顔とは言えない顔をおいていてのだが
知人から、 Planeariumというサイトを教えてもらって、こちらで自分のイラストを作ってみた。
ここで作ったイラストは、自由にアバターなどに使っていいと書いてあるので使わせてもらおう。
「自分で書いたって言っちゃだめ!」って書いてあったが、もちろん、そんなこと言える様な画力は無いので、当然言わない。
イラストを作ってみて、どうみてもアキバ系にしか見えない。
否定できないなぁ。
念のため、アキバ系とはいえ、フィギュアや二次元、ゲームなどのオタクではない。
純然たるPCオタクであることを明言しておこう。
ちなみに出来たイラストは以下のようなもの
mark2.png

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