情報処理学会が将棋連盟に挑戦状
すでにチェスでは世界チャンピオンに勝ったコンピュータがある。
IBMのディープブルーだ。
ただこのときは相手を絞ってその人の手を研究し尽くした上での対戦であって、すべてのチェスマスターに勝てる様なソフトではなかった。
今回は特定の棋士を決めて作ったソフトではなく、通常のコンピュータ将棋で戦うらしい。
複数のコンピュータ将棋ソフトに同時に考えさせて合議制で答えを出す様なものを考えているらしいが、まぁ、それもいいだろう。
ところで、複数人で相談しながらやれば、人間でも強いんだろうか?
たとえば、名人に対して4段くらいのプロ棋士が数人がかりで対戦とかすると勝てるのだろうか?
将棋連盟はちょっとせこい戦略に出ている、まず女流名人と戦わせて、女流名人に勝ったらその後男子の4段あたりから順次戦わせるそうだ。
負けても女流名人だから・・・と言い訳するつもりだろうか。
それするくらいならば人間と同じ様に順位戦に組み込んで、名人戦にエントリーすればいい。
人間だって簡単には名人には対戦させてもらえないんだから、コンピュータだからといって、別の仕組みにする必要はない。
まぁ、人間が負けたからといって特にどうってことはない。
世界一足の速い人間だって車には勝てないんだから。
別に将棋で勝たねばならない理由はない。
コンピュータなんて所詮計算が早いだけのただの機械なんだから。
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「ただこのときは相手を絞ってその人の手を研究し尽くした上での対戦であって、すべてのチェスマスターに勝てる様なソフトではなかった。」
チェスのときは大騒ぎになりましたが、大した話ではなかったのですね。
ずっと前、碁はコンピューターでは話にならないと聞いたのですが、将棋はコンピューター陣もある程度の自信が出来たということですか?
合議制の将棋…
棋士達が話し合いで妥協するような性格とは思えないので、コンピューター側も挑戦する以上は同じような性格の設定にすべきだと思います。
基本的にこの手のゲームは序盤、中盤、終盤と分けて、序盤は定石で、終盤は読み切りというのが定番で、終盤までいってしまうとコンピュータの方が完全読み切りに入るので有利だし、定石を覚えるのはコンピュータの方が得意なので、序盤、終盤はコンピュータが有利。
つまり中盤がどの程度長い期間あるかというのがコンピュータと人間の有利不利を決める。
将棋は平均手数が100から120手で、囲碁は200手くらいだそうだ。
最初の30手くらいが序盤、最後の30手くらいが終盤になるので
中盤の手数は40から60手になる。
囲碁でも序盤、終盤の手数はそれほど変わらないので、この部分が100手以上になるので、その分人間が有利になる。
2007年にボナンザが渡辺竜王と対戦して、負けているんですが、今回はどうでしょうね。
そうそう、チェスのグランドマスターに勝ったコンピュータはディープブルーでした。お詫びして訂正します。(本文は直しておいた)
ブルージーンはディープブルーの量産機(ガンダムに対するGMみたいなものかな)
1997年、当時のチャンピオン カスパロフに勝ったんですが、その後のコンピュータチェスの発展で、今や人間はほとんど勝てなくなっているらしい・・・
次は将棋かな。