世の中には希少価値という言葉が有る。
なんかよくわからないんだけど、少ないことにはその物の価値以上の価値があるらしい・・・
でも本来のものの価値ってその量とは関係がないと思うんだけど
たくさんあろうが、なかろうが、良い物はいいし、悪い物は悪い
たとえば、手工業生産品など、熟練した職人が一つづつ作るしかないもの等の場合、確かに品質の良い物は少ないだろう。
その品質の差がわかる人にとっては、確かに価値が有る物が少ない可能性が有る。
逆に、品質の悪い物は誰でも作れるわけで、それが売れるなら、大量に生産されるだろうから、結果、品質の悪い物が多く存在するのはあり得る話だ。
つまり、「品質が良い」 ならば 「数が少ない」 というのは、ある程度は正しいと思う。
しかし、「数が少ない」 ならば 「品質がいい」 というのは絶対正しくない。
逆は必ずしも真ではないという論理学の基本中の基本である。
当然、前の命題が正しければその対偶である。
「数が多い」 ならば 「品質が悪い」という事になるのだが、それはどうかなぁ・・・
大量に作れても品質の良い物が有るかもしれない。
しかし、対偶が正しくないとしたら、元の命題も正しく無いわけでやっぱり、品質が良くても、数が多いものは有るだろうし
数が少なくても、品質が悪い物は当然あるだろう。
結局、数と品質には相関関係は無いと思うんだけど・・・
じゃぁ、なぜ希少価値というものが存在するんだろう・・・
結局、人が持っていない物を自分が持っているという なんか知らないけど全然意味のない優越感みたいなものなんだろうなぁ
大量生産品だと、いくら品質が良くても、それを人も簡単に購入することができて、優越感を感じることができない。
その優越感を商品の品質の一部と考えれば、その時点で少ないことは、価値があるという論理が成り立つ。
しかし、私にとって、そんなもの何の意味も無いなぁ・・・
そういうことに価値を感じる事が間違いだと思ってしまうのは間違いかなぁ・・・
結局私にとって、希少価値というのは、価値じゃない事になる。
まぁ、ものの価値なんてのは、本人の価値観の問題なので、どうこういう筋合いはないけど
単純に少ないから価値がある、みたいな言い方はきらいだ。
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