どうも数式を見ると、わけがわからんとおっしゃる方がいます。
確かに数式ってのは、訳がわからない代表としてよくテレビなどでも意味不明の数式を表示して煙に巻いたりします。
たとえば、悪名高い積分記号
これを見るだけで気持ち悪くなるって人、いるんじゃないでしょうか。
とりあえず意味はおいといて、この記号についてのお話です。
積分というのは足していくことなんだということは前にも書きましたが、このフニャっとした積分記号は元々アルファベットのSを引き延ばした物です。
この記号を考えたのはライプニッツというフランスの数学者で微分積分をニュートンとほぼ同時期に独立に考え出した人です。
で、なんでSなのかというと物を足し合わせるのをsumというのをご存じでしょう。
サマリー(summary)とかそういう使い方しますよね。
エクセルの関数で、有る範囲の数を足す関数がsumですね。
Sはこの頭文字を取ってきているわけです。
足すという記号には他にも前に出てきたのΣという記号もあります。
こちらは既にSが使われていた為に、ギリシャ語のSに当たるΣを持ってきてそれを足し算の記号につかった訳です。
他に、Πという記号はご存じでしょうか?
これは、ある連続する数列を全部掛け合わせる時に使う記号です。
ΠはアルファベットのPに当たるギリシャ文字で、かけるという意味のProduceの頭文字を取ってきたものなのです。
これから数式を見ても、これはSという文字をのばした物なんだなぁ、だから足すっていう意味なんだとか、
Σは英語のSなんだなとか
という感じで見てもらえるとちょっとは数式にも意味が見えてくるのではないでしょうか。
じつのところ、楽譜のト音記号(これはGの変形ですね)とたいした変わりは無いと思ってもらえれば少しは親しみやすくなりませんか?
私にとっては楽譜の方がよほどたくさん約束事があって、訳のわからない記号の羅列なんですが
楽譜を見ると気持ち悪くなるって人あまりいませんよね。
やっぱりこれは学校教育の弊害なんでしょうか・・・
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おつかれ様でした
ここまでのテストをされたら
おそらく落第生でしょうが
3割くらいは解りました
それでは次回はからは、以前にも習った
2進法とビットの関連性について
簡単なところから始めましょう
モンテカルロシュミレーションもすごく興味がありますが
また、聞いても解らないのでしょうね・・・・
本当に本を出したら売れますよ
「算数を読んで理解する」
もともと数学も現象を曖昧な言葉では
伝わりにくいから発達した学問でしょ
だから、それを原点に戻っていくのは
楽しいですね
たとえば、感じのルーツをたどるように
だから苦しくとも数式を文章に直してください
それがあなたに課せられた使命です
>rakurakuさん
テストできるようなこと書いてませんし・・・
目的は感じをつかんでもらうことなので、理解するというより、感じてもらえれば幸いです。
2進法とビットですか。
そうですね、世の中、ビット、バイト、ワードなどの単語が乱れ飛ぶ時代になりましたからねぇ・・・
モンテカル・ロシミュレーションは実は名前にくらべておもしろみが無いです。
確率論の話になって、計算ばっかりするような話になりますから。