試験脳

高校くらいから、模擬試験や入試など、試験を受けると、頭が過熱していた。
額を触るとあきらかに熱くなっている。
熱がでているわけではなく、体温はかわってないのだが、頭だけ熱くなる。
当時はそういうものかと思っていたが、
仕事をするようになってから、そういう経験がほとんどないことに気付いた。
だいぶ前だが会社で資格をとろうみたいなキャンペーンがあって、
とりあえず、情報処理技術者試験でも受けてみようかと、PMを受験してみた。
結局出願だけして、試験前日まで試験のことをすっかり忘れていて、
参考書なども買ってないし、どんな問題がでるのかすらわからない状態で受験することになった。
1日がかりで、朝9時から夕方5時までみっちり三つの試験を受けた。
単答問題、記述問題、論文と受けたのだが
単答問題を始めて、20分ほどたったところで、頭のギアが切り替わった。
それまでなんだかよくわからないまま回答していたのだが、ギアが入った直後から急に問題がわかるようになった。
始めの問題に戻って考え直すと、間違いがいくつも見つかった。
そのとき、高校時代のことを思い出した。
あのころはもっと早くスムーズにギアが入っていたのだ。
年のせいか、頭を使っていなかったからか、ギアを切替えるのに時間がかかるようになっていたみたいだ。
まさに、エンジンの回転が上がって、ギアをトップに入れたような感覚。
エンジンと同じように温度も一気に上がっていく。
これが大変気持ちがいい。
多分脳内で麻薬のようなものが分泌されているのだろう。
ランナーズハイという言葉があるが、それと同じようなものだろう。
あえていうなら試験脳とでもいうような状態
この感覚を長い間忘れていた。
昔から試験を受けるのは好きだった。
理由は、早く帰れるからとか、いろんな理由を考えていたけど、実はこのハイになる感覚が好きだったのかも知れない。
しかし、なかなかハイになるほど頭を使う機会はない。
大学入試数学の問題を解いて解答を作ったりしてみるけど、
それでも、なかなかハイにまでは達しない。
やはり時間を区切って必死で考えるという環境を作らないとだめなのかもしれない。
娘と一緒に模擬試験でも受けにいこうかと本気で考えている。

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試験脳 への2件のフィードバック

  1. RAKURAKU のコメント:

    そんな、頭が熱くなったり、ギアが入る経験は一度も無いので全然理解できません。
    訳の分からん本を読んで
    頭が熱くなる経験はあるけど
    これは、単なるオーバーヒートでしょう
    ただ、唯一分かるのは呑んでいる時かな
    いつものメンバーと呑んでいる時は普通なのだけど
    ゲストが入ると、喋りが一気に加勢する
    アホネタがぼんぼんと浮かんでくる
    特に、急に当てられた宴会のスピーチなんか
    俄然やる気が起こって来る
    笑いの起こる度に、ギアがどんどんTOPに上がっていく
    こんな感じかな
    えっレベルが低い・・・そうですか・・・

  2. mark のコメント:

    そう、そういう感じです。
    心臓の鼓動はかなりあがっていて、周りのテンポが遅く感じられるくらい、頭が働いている状況です。
    そういうときって場の空気が、肌に感じられるというか
    なんかものすごく神経が敏感になった感じしません?
    多分そういう感覚だと思います。

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